お風呂の追いだきのメリット・デメリットとは?節約ポイントもご紹介!
お風呂に追いだき機能があると、いつでも温かいお風呂に入れて快適です。
ただし、ガス代など光熱費が高くなるのでは…など心配なこともあるでしょう。
今回は便利な追いだき機能について、仕組みやメリット、節約方法について解説します。
リフォームで追いだき機能を付けるか迷っている方も参考にしてみてくださいね。
お風呂の追いだき機能とは?仕組みを解説
お風呂の追いだきとは、冷めてしまったお湯をもう一度温めなおす機能です。
最近のお風呂はボタン1つで追いだきできるタイプがほとんどで、入浴する少し前に追いだき機能を使えばいつでも快適にお風呂に入れます。
追いだき機能があるかどうかは給湯器のリモコンで確認できます。
リモコンは浴室の中と外の両方に設置されていることが多いので、両方確認してみましょう。
追いだき機能があれば、電源ボタンのほかに追いだきボタンがついています。
追いだきには、2つのタイプがあります。
それぞれの特徴やメリットをご紹介します。
自然循環方式
自然循環方式は、浴槽の上下に2つ穴があるタイプです。下の穴から冷めたお湯を吸い込み、給湯器で温めて、上の穴から熱いお湯を出すことで、お風呂のお湯を循環させて温度を上げる仕組みです。
このタイプの場合、浴槽の上のほうが熱くなりますので、入浴前にかき混ぜる必要があるので注意しましょう。
自然循環方式の場合、給湯器を浴槽の近くに設置する必要があり、そのために配管が短くなるので雑菌が繁殖しにくいといったメリットがあります。
強制循環方式
強制循環方式は、穴が1つのタイプの浴槽で、ポンプで強制的にお湯を吸い込み、温めたあと同じ穴から吐き出す仕組みです。浴槽内には穴が1つですが、内部は2本のパイプがつながっていてお湯が循環するようになっています。
ポンプで強制的にお湯を循環させるので、給湯器をお風呂から離れた場所に設置できるメリットがあります。
お風呂の追いだきを使うメリットとデメリットもご紹介
あると便利な追いだき機能ですが、メリット・デメリットがあります。
それぞれご紹介していきます。
追いだきを使うメリット
追いだきを使う主なメリットは以下の3点です。- ・いつでも温かいお風呂に入れる
- ・水道代が節約できる
- ・そのほかにも便利な機能が付いている
いつでも快適なお風呂に入れる
追いだきの最大のメリットはいつでも温かいお風呂に入れることでしょう。お風呂を沸かしても、家事や育児ですぐに入れずに冷めてしまうことがありますよね。
また、家族の帰宅時間がばらばらの場合、追いだきがなければ熱いお湯を足して温度調節しなければなりません。
その点、追いだき機能があれば、入浴する少し前に追いだきボタンを押すだけでお風呂を温められてとても便利です。
水道代が節約できる
追いだき機能は同じお湯を温めなおすものなので、新しくお湯を張らない分水道代の節約になります。お湯を足して温度調節をしているうちにお湯があふれてしまうという心配もありません。
そのほかにも便利な機能が付いている
追いだき機能付きの給湯器には、そのほかにも便利な機能が付いていることがほとんど。一定水位までお湯張りをしてくれる「自動湯張り機能」や一定温度を保つ「保温機能」、少なくなったお湯を足す「足し湯機能」など、便利で快適に入浴できる機能が揃っています。
追いだきを使うデメリット
追いだきのデメリットとして挙げられることが多いのは、以下の3点です。- ・清掃やメンテナンスが必要
- ・使える入浴剤が限られる
清掃やメンテナンスが必要
追いだき機能は、配管を使って給湯器でお湯を温めるため、配管の清掃が必要です。配管のメンテナンスでは、定期的に風呂釜洗浄剤や重曹(過炭酸ナトリウム)を入れた水またはお湯を浴槽に張ったまま、追いだきをしながら清掃をする必要があります。
また、追いだき機能があるからといって、翌日までそのままお湯を捨てずにいると、残り湯の細菌が増殖してしまうので注意しましょう。
使える入浴剤が限られる
塩分(塩化ナトリウム)、酸化チタン、炭酸カルシウムを含むタイプの入浴剤は配管や機器内部を傷める可能性があり、故障の原因となることがあります。追いだき機能のメリットを感じていただけたでしょうか?
メンテナンスや入浴剤などの使用に注意する必要はありますが、日々のお風呂時間を快適にしてくれる便利機能です。
北ガスフレアストでは、追いだき機能や自動湯張り機能を付ける浴室リフォームも可能です。
お風呂のリフォームについては、こちらのコラムでも詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
お風呂リフォームの費用相場は?工期の目安やリフォームの注意点も紹介
お風呂の追いだきを節約して使うコツも知っておこう
便利な機能が多いお風呂の追いだきですが、気になるのはガス代などの光熱費についてですよね。
ここでは追いだき機能を使う際の節約方法をご紹介します。
- ・蓋をして保温性を高める
- ・家族がいるなら間を空けずに入浴する
- ・保温性の高い浴槽を使用する
それぞれ解説していきます。
蓋をして保温性を高める
追いだき機能があるからといって、蓋を空けたままにしておくとどんどんお湯は冷めてしまいます。お湯の温度が下がるほど追いだき時のガス代がかかってしまうので、入浴後はこまめに蓋をしめて保温するようにしましょう。
家族がいるなら間を空けずに入浴する
複数人入浴する場合は、できるだけ間を空けずに入浴しましょう。入浴の間に時間が空いてしまうとその分お湯の温度は下がり、都度追いだきをするとその分ガス代がかかってしまいます。
家族で入浴の順番や時間を相談して、できるだけ間を空けずに入浴する計画を立てられると良いですね。
保温性の高い浴槽を使用する
リフォームで浴槽を保温性の高いものに変える方法があります。お風呂全体のリフォームを検討する場合は、浴槽そのものの素材や機能にも注目してみると良いでしょう。
【まとめ】お風呂の追いだきを賢く使って節約しよう!
お風呂の追いだき機能には、いつでも快適な温度でお風呂に入れる、水道代の節約になる、便利な機能が付いているなどのメリットがあります。
ただし、配管のメンテナンスが必要なこと、入浴剤の制限があることなどがデメリット。
お風呂が冷めない工夫をしながら追いだきを賢く使ってガス代を節約する方法もあるので、ぜひ取り組んでみてくださいね。
リフォームで追いだき機能を付ける、追いだき機能のある給湯器に交換することもできますので、追いだき機能を検討している場合はぜひ北ガスフレアストにご相談ください。
北ガスフレアストでは、水まわりの入替工事や内装工事、バリアフリー改修工事、フルリフォームまで、リフォームのプロが責任をもってしっかりサポートいたします。
浴室のリフォームをご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください!