外壁の金属サイディングとは?種類やメリット・デメリットを解説

外壁のリフォームをご検討中の方の中には「金属サイディングってどんな外壁材なの?」「従来のサイディングとは何が違うの?」と疑問に思われている方もいるのではないでしょうか。
金属サイディングは、軽量性と高い耐久性を兼ね備えた外壁材として注目されています。
そこで今回は、金属サイディングの基本的な特徴から種類別の違い、メリット・デメリットまで詳しくご紹介します。
外壁リフォームの選択肢として金属サイディングを検討されている方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

外壁の金属サイディングとは?特徴や種類をご紹介
金属サイディングとは、アルミニウムやガルバリウム鋼板などの金属板を表面材として使用した外壁材のことです。
金属板の裏側には断熱材が一体化されており、金属特有の熱伝導率の高さを大幅に改善した構造となっています。
従来の窯業系サイディングと比較して非常に軽量で、建物への負担を軽減できるのが大きな特徴です。
代表的なメーカーには、ニチハ、アイジー工業、YKK AP、旭トステム外装などがあり、それぞれ特色のある製品を展開しています。
金属サイディングの主な種類
金属サイディングにはいくつかの種類があり、それぞれ異なる特性を持っています。
以下に主要な5つの種類をご紹介します。
1. ガルバリウム鋼板
現在最も普及している金属サイディングで、アルミニウムと亜鉛の合金でメッキ処理を施した鋼板です。錆に強くコストパフォーマンスに優れているため、多くの住宅で採用されています。
2. SGL鋼板(次世代ガルバリウム鋼板)
ガルバリウム鋼板にマグネシウムを加えることで、耐食性を約3倍向上させた進化版です。従来品よりも優れた耐久性を持ち、より長期間の使用が期待できます。
今後の金属サイディング市場において主流となる可能性もある注目の素材です。
3. アルミサイディング
軽量で錆にも非常に強いアルミニウム製のサイディングです。塩害地域や沿岸部でも安心して使用できる高い耐食性を持っています。
ただし、製品価格がガルバリウム鋼板よりも高めになる傾向があります。
4. ステンレス鋼板
最も錆に強く、メンテナンスフリーに近い性能を持つ金属サイディングです。耐用年数は50年程度とされており、長期的な視点でのコストパフォーマンスが高い素材といえるでしょう。
5. トタン
亜鉛メッキを施した鋼板で、金属サイディングの歴史の中で最も古い素材です。価格が安いのが特徴ですが、錆びやすく断熱性も低いため、現在では住宅用としての採用は限定的です。
金属サイディングの耐用年数
金属サイディングの耐用年数は、使用する素材によって大きく異なります。
主な素材ごとの耐用年数は次の通りです。
素材 | 耐用年数 |
ガルバリウム鋼板 | 約25~35年 |
SGL鋼板 | 約25~40年 |
アルミサイディング | 約35~40年 |
ステンレス | 約40~50年 |
トタン | 約15~25年 |
塗装や下地材の劣化が進行すると錆や腐食につながる可能性があります。
そのため、金属サイディングの耐用年数にかかわらず、10~15年を目安に塗装のメンテナンスを行うのがおすすめです。
外壁の金属サイディングのメリット・デメリットは?

続いて、金属サイディングの優れた特徴と注意すべき点について詳しく解説します。
寒冷地におすすめな理由や、デメリットへの対策方法もぜひ押さえておきましょう。
金属サイディングの6つのメリット
金属サイディングの主なメリットは次の6つです。
1. 軽量で耐震性に優れる
窯業系サイディングの約4分の1という軽さが特徴で、建物への負担を大きく軽減します。既存の外壁の上に重ね張りするカバー工法でリフォームする場合も、建物への負担を最小限に抑えられるでしょう。
地震時の揺れにも柔軟に対応するため耐震性も高く、ひび割れや脱落リスクを抑えられます。
2. 断熱性能が高い
外壁材と断熱材が一体化されていることで、窯業系サイディングの約5倍の断熱性能を有しています。冷暖房効率が上がることで、省エネ効果や光熱費の削減につながります。
3. 防水性・防火性に優れている
金属は水を吸収しないため防水性に優れ、多くの製品が防火認定を取得しています。火災や雨漏りへの備えとしても安心です。
4. メンテナンス性が高い
年に数回の水洗いで美観を保て、塗り替え周期も長いです。そのため、長期的なランニングコストを抑えられます。
5. デザインの選択肢が豊富
近年の金属サイディングは、木目調や石材調などのデザインも増え、住宅の個性を演出できます。金属サイディングの色選びについては「外壁の色選びで迷ったら!おすすめ人気色と配色のポイント」で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてくださいね。
6. 施工性が高い
軽量で加工しやすく、施工期間を短縮できます。カバー工法なら、住みながらの工事も可能です。
また、外壁のリフォームの際は屋根も一緒に行うのがおすすめです。
足場代が一回で済むため、分けてリフォームするよりコストを下げられる可能性があります。
外壁と屋根の色の組み合わせについては「外壁・屋根色の組み合わせで理想の家に!人気配色と失敗しないコツ」で詳しく解説しています。
あわせて参考にしてくださいね。
金属サイディングのデメリットと対策
優れた性能を持つ金属サイディングですが、注意すべき点もあります。
初期費用が高め
窯業系サイディングなど安価な外壁と比較すると、初期費用は高くなる傾向があります。ただし、長期的なメンテナンス費用を含めて考えると、トータルコストでは有利になるケースが多いでしょう。
耐用年数とメンテナンス周期を総合的に検討することが大切です。
錆のリスク
金属である以上、傷が付いた部分から錆が発生する可能性があります。定期的な点検と早期の補修により、錆の拡大を防ぐことが重要です。
適切なメンテナンスを行えば、錆のリスクは最小限に抑えられるでしょう。
周辺環境による影響
沿岸部の塩害や工業地帯の排気ガスなど、厳しい環境下では劣化が早まる場合があります。立地条件に応じて、より耐食性の高いアルミサイディングやステンレス鋼板を選択することをおすすめします。
事前の環境調査と適切な素材選択により、長期的な性能を確保できるでしょう。
寒冷地に金属サイディングがおすすめな理由
北海道のような寒冷地では、金属サイディングの性能が特に力を発揮します。
寒冷地で起こる凍害(水分の凍結・融解による劣化)は、外壁のひび割れや剥離につながり、補修コストも増える大きなリスクであるため、外壁選びは大変重要です。
金属サイディングなら水を吸収しないため、凍害が発生しません。
現在、凍害が起こりやすい窯業系サイディングを取り入れている場合、根本的な不安を解決できるでしょう。
さらに、高い断熱性能により暖房効率も向上し、厳しい冬の寒さ対策としても効果的です。
外壁の金属サイディングの施工は北ガスフレアストへ

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金属サイディングの外壁で快適な住環境を実現
金属サイディングは、軽量性と高い耐久性、優れた断熱性能を兼ね備えた次世代の外壁材です。
特に寒冷地では凍害に強く、メンテナンス性も高いため、北海道のような厳しい気候条件下でも長期間にわたって性能を発揮します。
初期費用はやや高めですが、メンテナンス性の高さや耐用年数を考慮すると、トータルコストでは有利になるケースも多いです。

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