外壁剥がれの応急処置は必要?原因と自分でできる対処法を詳しく解説

外壁の一部が剥がれているのを発見して「このままで大丈夫なのかな?」「すぐに修理が必要?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
外壁の剥がれは見た目の問題だけでなく、建物の構造や住環境に大きな影響を与える可能性があります。
放置すると雨水の侵入による内部腐食やカビの発生など、深刻なトラブルに発展することも。
そこで今回は、外壁が剥がれる原因から応急処置の方法、専門業者への依頼タイミングまで詳しくご紹介します。

外壁が剥がれた場合、応急処置は必要?剥がれる原因も解説!
外壁の剥がれは、例え小さなものでも放置せず早急に対処することが大切!
剥がれた部分から雨水が浸入すると、外壁材の内部や建物の構造体に深刻なダメージを与える可能性があるからです。
特に木造住宅では、剥がれから柱や梁などの構造材が腐食し、建物全体の耐久性が低下する恐れがあります。
湿気がこもることでカビやコケが繁殖しやすく、健康被害のリスクが高まる可能性も。
さらにシロアリの発生につながる場合もあるため、早期の対応が欠かせません。
また、剥がれを放置すると損傷範囲が拡大し、最終的な修理費用が大幅に増える恐れもあります。
断熱性能の低下により光熱費が上昇する可能性もあるでしょう。
外壁が剥がれる主な原因
外壁の剥がれには、いくつかの原因があります。経年劣化による剥がれ
最も多い原因は経年劣化です。外壁は紫外線や雨風にさらされているため、素材にかかわらず塗装の劣化が起こります。
塗料の種類にもよりますが、塗装の寿命は一般的に8〜15年程度。
塗膜が劣化すると防水機能が失われ、外壁材自体にも水分が浸透しやすくなります。
これにより、塗装の剥がれや外壁材の損傷が進行するのです。
施工不良による剥がれ
新築やリフォーム後、5年以内に剥がれが発生した場合は、施工不良の可能性が高いです。下地処理が不十分だったり、塗料の乾燥時間を守らずに施工したりすると、塗膜が適切に密着せず早期に剥がれが生じます。
使用する塗料の選定ミスや希釈率の間違いも要因となります。
北海道特有の凍害
北海道などの寒冷地では、凍害による外壁剥がれにも注意が必要です。外壁材に浸入した水分が凍結・融解を繰り返すことで、内部から外壁材が破損し剥がれが発生します。
特に窯業系サイディングは水分を吸収しやすく、凍害の影響を受けやすい傾向があります。
外壁剥がれの応急処置と業者に依頼したほうが良いケース

外壁の剥がれへの具体的な応急処置方法と、自分で対応できる範囲も詳しく解説します。
安全面を考慮した判断基準もご紹介しますので、無理のない範囲で処置してくださいね。
自分でできる外壁剥がれの応急処置方法
小さな剥がれであれば、適切な材料と手順で応急処置が可能です。小さな剥がれの修繕
剥がれた部分とその周辺をしっかり清掃し、外壁用の防水テープまたは変成シリコン系のシーリング材を使用して隙間を埋めます。汚れやほこりが残っていると、補修材が適切に密着しないので、事前の準備が大切です。
テープを使用する場合は剥がれた部分より少し大きめに貼り、端部をしっかりと密着させましょう。
<必要な道具>
- ・防水テープ(屋外用・耐候性のあるもの)
- ・変成シリコン系シーリング材
- ・コーキングガン
- ・ヘラまたはコテ
- ・清掃用のブラシやウエス
- ・軍手とゴーグル(安全対策)
広範囲の剥がれの応急処置
剥がれが広範囲に及んでいる場合は、水が入り込まないよう防水シートやブルーシートで覆って応急処置を。シートは剥がれた部分より大きめにカットし、風で飛ばされないよう四隅をしっかりと固定します。
ただし、この方法はあくまでも一時的な雨水の侵入防止です。
広範囲の剥がれの場合はなるべく早く本格的な修理を行う必要があるでしょう。
外壁の穴の補修方法については「外壁の穴埋めはどうする?原因別の補修方法と注意点」で詳しく解説していますので、穴もある場合は参考にしてくださいね。
専門業者への依頼が必要なケース
以下のような状況では自分での対応は困難ですので、早めに専門業者に相談することをおすすめします。広範囲にわたる剥がれ
剥がれが広範囲にわたる場合や、複数箇所で同時に発生している場合は、建物全体の劣化が進行している可能性があります。このような状況では、応急処置だけでなく根本的な原因の究明と本格的な修繕が必要になります。
構造に影響する可能性がある損傷
下地材が露出している場合や外壁材自体にひび割れが見られる場合は、建物の構造に影響を与える可能性があります。特に、幅0.3mm以上のひび割れは「構造クラック」と呼ばれ、早急な専門的対応が必要です。
高所での作業が必要な場合
2階以上の高所や屋根に近い部分の剥がれは、安全面を考慮して専門業者に依頼するのが賢明です。適切な足場の設置と安全対策を講じた上での作業が必要になります。
外壁の剥がれがひどい場合はリフォームがおすすめ!

広範囲にわたる剥がれや築10年以上経過している場合、複数箇所での同時発生などが見られる場合は、応急処置だけでは根本的な解決になりません。
その場合は、外壁リフォームを検討することをおすすめします。
外壁リフォームには部分補修から全面塗装、外壁材の張り替えまでさまざまな選択肢があり、費用も数万円から数百万円まで幅があります。
劣化の程度や建物の状況に応じて、最適な方法を選択することが重要です。
北ガスフレアストでの外壁リフォームもおすすめ
北ガスフレアストは、北海道でのガス機器取り扱い実績を持つ、地域密着型のリフォーム会社です。以下の6つを強みとして、外壁リフォームを含めたリフォーム全般を行っています。
北海道特有の気候への対応力
長年の経験により蓄積された北海道の気候に関する知識を生かし、凍害対策や適切な工事時期の提案を行います。寒冷地に適した外壁材の選定や施工方法で、長持ちする外壁を実現します。
誠実・親切・丁寧な対応力
北ガスフレアストの最大のセールスポイントは誠実さ、親切、丁寧な対応です。お客様のお困りの「声」に耳を傾け、細やかに対応してきた実績があります。
変わらない強みは、なんでも「話せる」対応力です。
総合エネルギーサービス事業での安心感
ガスだけでなく、電気を含めた総合エネルギーサービス事業を展開する北ガスグループの一員として、今日のくらしから未来のエネルギーのことまでトータルでサポートいたします。無料相談・見積もりサービス
ご相談・お見積もりは、もちろん無料で対応いたします。出張説明も承っておりますので、お気軽にお声がけください。
有資格者による安心の施工
一級建築士、リフォーム専任プランナー、福祉住環境コーディネーターなど経験豊富なスタッフが在籍しています。外壁リフォーム時のさまざまな不安にも、専門的な知識と技術でお客様の理想を実現できるようサポートします。
充実したアフターフォロー体制
施工後も責任を持ってアフターフォローを行い、末永く安心してお住まいいただける体制を整えています。定期的な点検や保証制度により、お客様の大切なお住まいをサポートし続けます。
なお、リフォームの際に外壁の色選びに迷うときはこちらのコラムもぜひご参考に!
外壁の色選びで迷ったら!おすすめ人気色と配色のポイント
外壁・屋根色の組み合わせで理想の家に!人気配色と失敗しないコツ
外壁剥がれがひどい場合は業者への依頼やリフォームを検討!
外壁の剥がれは放置すると建物全体に深刻な影響を与えるため、発見次第すぐに応急処置を行うことが大切です。
小規模な剥がれであれば防水テープやシーリング材を使った DIYでの対応も可能ですが、広範囲の剥がれや高所作業が必要な場合は安全面を考慮して専門業者に任せるのが安心です。
築10年以上経過している場合や複数箇所で剥がれが発生している場合、外壁の劣化が目立つ場合は、応急処置だけでなく本格的なリフォームを検討することをおすすめします。
適切な処置をすることで、快適で安全な住環境を長く維持できるでしょう。

北ガスフレアストでは、北海道の気候を熟知した経験豊富なスタッフが、外壁の修理・リフォームを幅広く対応いたします。
無料相談・見積もりも承っておりますので、外壁でお困りの際は、お気軽にご相談ください。