洗面台の高さ選びで失敗しない!理想の高さと選び方のポイント

毎日何度も使う洗面台は、使いやすさが非常に重要です。
特に台の「高さ」は腰や肩への負担に直結するポイントなのに、意外と見落としがちではないでしょうか?
高さ選びを間違えると、毎日使っているうちに腰痛の原因になることもあるんです。
今回は洗面台の最適な高さについて、選び方のポイントからリフォーム時の注意点まで詳しくご紹介します。
洗面台のリフォームを検討されている方は、ぜひ参考にしてください!

洗面台の高さの考え方や平均からチェック
洗面台の高さが合っていないと、毎日の使用で徐々に体への負担が蓄積していきます。
特に「低すぎる」「高すぎる」場合には、それぞれ異なる問題が生じることになります。
低すぎる洗面台は腰痛の原因に
洗面台が低すぎると、顔を洗うたびに腰を深く曲げなければならず、腰に大きな負担がかかります。腰痛持ちの方はもちろん、健康な方でも長期間使い続けることで腰痛の原因となるリスクがあります。
特に築年数が経った住宅では、昔の日本人の平均身長に合わせて作られているため、現代の基準からすると低く感じることが多いです。
高すぎる洗面台は水はねの原因に
反対に、洗面台が高すぎると別の問題が発生します。手洗いや洗顔の際に水が腕を伝って肘まで流れることがあり、そこから床に水が落ちたり、洗面台周辺や服が濡れてしまったりと、掃除や洗濯の手間が増えることになります。
また、必要以上に腕を上げなければならないため、肩こりの原因になることもあります。
一般的な洗面台の高さは75cm〜80cm
市販されている洗面台の標準的な高さは、主に75cm、80cm、85cmの3種類です。多くの住宅に設置されている洗面台は75cm〜80cmが一般的で、古い住宅ほど低めになっている傾向があります。
洗面台の高さを測る際は、床から洗面ボウルまでの高さを測ります。
同様に、キッチンの高さも選び方に注意点があります。
「キッチンの高さはどのくらいが良い?決め方や注意点もチェック!」で詳しく解説していますので、こちらもぜひご覧ください。
洗面台の高さの選び方は?家族構成でも異なる!

洗面台の高さを選ぶ際は、使用する人の身長に合わせることが大切です。
特に家族で使う場合は、それぞれの身長を考慮した高さ選びが重要になります。
使いやすい高さの基準は「身長÷2」
洗面台の理想的な高さは、一般的に「身長÷2」と言われています。例えば、身長160cmの方なら80cm、170cmの方なら85cmが最適な高さとなります。
ご自身の身長に合わせて、現在の洗面台が適切な高さかどうか確認してみると良いでしょう。
家族で身長差がある場合の選び方
家族で洗面台を共用する場合、基本的には、身長が高い方に合わせることをおすすめします。洗面台が高すぎる場合は踏み台などで調整できますが、低すぎる場合は腰をかがめるしかなく、腰痛のリスクが高まるからです。
特に夫婦間で身長差がある場合は、身長の高い方に合わせつつ、もう一方の方は必要に応じて踏み台や厚底スリッパなどで調整すると良いでしょう。
子どもがいる家庭での工夫
小さな子どもがいる家庭では、子どもの成長を見据えた高さ選びが重要です。子どもは成長するため、大人に合わせた高さの洗面台を選び、子どもには踏み台を用意するのが一般的です。
踏み台は折りたたみ式のものを選ぶと、必要なときだけ出して使えるので、限られたスペースでも邪魔にならず便利です。
また、階段式の踏み台を選べば、子どもの成長に合わせて段階的に調整でき、兄弟姉妹でも使いやすいでしょう。
洗面台の高さに悩んでいてリフォームしたい場合のポイント
現在の洗面台の高さに不満を感じている場合は、リフォームを検討する価値があります。
ここでは、高さが合わない洗面台をリフォームする際のポイントをご紹介します。
実際にショールームで確認することが大切
洗面台を選ぶ際は、カタログやウェブサイトだけでなく、実際にショールームで確認することをおすすめします。「身長÷2」で計算した高さが最適といわれていても、実際に使ってみないとわからない部分があります。
ショールームでは実物の洗面台で手を洗う動作をしたり、鏡を使ったりして、自分に合った高さかどうかを確認できます。
また、収納の使いやすさなども実際に体験できるため、後悔のない選択ができるでしょう。
高さ以外にも見るべきポイント
洗面台のリフォームでは、高さだけでなくほかのポイントも重要です。洗面台の全体サイズ
洗面台を設置するスペースに合わせて、間口(幅)や奥行きを考慮する必要があります。
一般的な間口は60cm、75cm、90cmですが、設置場所の寸法を事前に測っておくことが大切です。
また、洗面台と洗濯機との間に隙間ができないよう、全体のバランスも考えましょう。
収納スペース
洗面台の収納は使い勝手に大きく影響します。
家族の人数や収納したいものに合わせて、十分な収納スペースがあるか確認しましょう。
三面鏡の裏や洗面台下のキャビネットなど、さまざまなタイプがあります。
収納したいものをピックアップしておき、収まる洗面台を選ぶと失敗が少ないですよ。
デザインや機能
洗面台は毎日使うものなので、デザインや機能性も重要です。
水栓の形状(シングルレバー、ツーハンドル、センサー式など)や鏡の種類(三面鏡、一面鏡など)、照明の有無なども検討しましょう。
また、天井の高さや窓の位置、コンセントの配置なども確認し、設置後に問題が生じないようにすることが大切です。
実際におすすめの洗面台もご紹介!
高さ調整が可能な人気メーカーの洗面台をいくつかご紹介します。
リフォームを検討する際の参考にしてください。
リクシル製「クレヴィ」
クレヴィは、高さを選べるリクシルの人気洗面台です。「キレイアップ水栓」や「キレイアップカウンター」などの機能が特徴で、水はねを防ぎ、お手入れが簡単です。
また、自動水栓や即湯水栓も選べるため、快適な使い心地を実現できます。
収納にはスマートトレイが装備されており、熱いヘアアイロンもしまえる金属製トレイもあります。
TOTO製「サクア」
TOTOのサクアは、広々とした陶器ボウルが特徴の洗面台です。深くて広いボウルは、大きなバケツを置くこともでき、衣類の手洗いや洗髪にも適しています。
水栓まわりはフラットな形状で、お掃除も簡単です。
水栓は前後左右に動かせる「エアインスウィング水栓」を採用しており、使いやすさを追求しています。
さらに「きれい除菌水」機能もあり、歯ブラシや排水口の汚れや菌を抑え、清潔さを保てます。
収納スペースも豊富で、排水管まわりのデッドスペースを有効活用した「奥ひろ収納」が魅力です。
タカラスタンダード製「ファミーユ」
タカラスタンダードのファミーユは、まるごとホーロー製の洗面台です。キャビネットの収納内部も熱に強いホーロー製なので、高温のヘアアイロンをそのまま収納できる点が特徴です。
ハンドソープなどの濡れたものは「ウェットエリア」、タオルなどの濡らしたくないものは「ドライエリア」と使い分けができ、便利です。
間口は60cm、75cm、90cm、100cm、120cmと豊富なサイズがあり、キャビネットタイプも2段スライドタイプ、扉(引き出し付)タイプ、扉タイプから選べます。
水回りはまとめてリフォームをするのがお得です!
お風呂リフォームについても「お風呂リフォームの費用相場は?工期の目安やリフォームの注意点も紹介」でぜひご覧ください。
洗面台の高さ選びのポイントは家族全員が快適に使えること
洗面台の高さは、毎日の使い勝手に大きく影響する重要なポイントです。
理想的な高さの基準は「身長÷2」ですが、家族構成や使用状況によって最適な高さは異なります。
身長の高い方に合わせて選び、必要に応じて踏み台などで調整するのがおすすめです。
リフォームを検討する際は、実際にショールームで確認し、高さ以外にも全体のサイズや収納、デザイン、機能なども考慮しましょう。
リクシル製の「クレヴィ」、TOTO製の「サクア」、タカラスタンダード製の「ファミーユ」など、高さを選べる洗面台も多く販売されているので、ご自身の身長や家族構成に合った洗面台を選んでくださいね。

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ライフスタイルや空間に合わせた最適な提案で、より快適な住まいづくりをサポートいたします。