お風呂の大掃除のやり方にはコツがある!道具や手順を紹介
定期的に行いたい、お風呂の大掃除。
普段から掃除をしていても、汚れがたまってしまいがちな場所でもあるので、大掃除の際にしっかり落としてきれいしたいものです。
そこで今回は、お風呂掃除の中でも「大掃除」のやり方についてお話しします。
効率的なやり方をご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
お風呂の大掃除は前段階も大切!効率的に進める準備
お風呂の大掃除を行う場合、効率的に進めるには準備が大切です。
まずは、掃除に必要な道具や洗剤の種類についてご紹介します。
掃除を始める前にチェックしておきたい注意点もあわせてお伝えしますので、参考にしてみてくださいね!
お風呂掃除に必要な道具
お風呂の大掃除を行う前に、下記のような掃除道具を揃えましょう。- ・スポンジ・ブラシ
- ・バス用洗剤・カビ取り剤
- ・クレンザー
- ・洗面器
- ・雑巾・タオル
- ・キッチンペーパー
- ・ゴム手袋
- ・マスク など
掃除方法によって必要な道具は異なりますが、このような道具を揃えておくと、お風呂のすみずみまできれいにすることができますよ。
お風呂につきやすい汚れと適した洗剤
お風呂には主に次のような汚れが付着しやすいです。- ・ピンク汚れ
- ・黒カビ
- ・皮脂汚れ
- ・水垢
- ・せっけんカス
酸性の汚れかアルカリ性の汚れかで使う洗剤が異なるので、その点もご紹介します。
ピンク汚れ・黒カビ・皮脂汚れには中性洗剤やアルカリ性洗剤
ピンク色のぬめぬめとしたピンク汚れは、「ロドトルラ」という細菌によって生じます。湿気の多い浴槽の縁やシャワーカーテン、洗面器などに発生しやすいです。
湿度が高く通気性が悪い場所で発生しやすい黒カビは、パッキンに付着しやすく、お風呂ではタイルの目地などや浴槽のまわり、壁などに付着することが多いです。
また、体から出る皮脂は、水と混ざって浴槽やシャワーの壁に黄色の汚れとして残ります。
皮脂汚れは洗い場やシャワーの近くにつきやすいです。
この3つの汚れは酸性のため、洗剤は「お風呂用中性洗剤」または「お風呂用アルカリ性洗剤」の使用がおすすめですが、重曹も役立ちます。
重曹は水に溶かしてスプレーにしても良いですが(水100mlなら重曹小さじ1程度)、時間が経ったガンコな汚れには、重曹ペースト(重曹30gなら水10ml程度)も効果的です。
カビには塩素系漂白剤(カビ取り剤)の使用もおすすめです。
水垢・せっけんカスには中性洗剤や酸性洗剤
水垢は水分が蒸発する際に残ったミネラル分が白く残ることで発生し、蛇口やシャワーヘッド、鏡などに付着します。せっけんカスは、せっけんやボディソープの成分が水に含まれるマグネシウムやミネラルと反応して発生します。
壁やお風呂のイスなどに蓄積されやすいです。
この2つの汚れはアルカリ性のため、洗剤は「お風呂用中性洗剤」または「お風呂用酸性洗剤」の使用がおすすめです。
また、クエン酸を使って落とすのも効果的です。
スプレーボトルに水とクエン酸を入れて溶かし(水100mlならクエン酸小さじ1程度)、クエン酸スプレーを作っておくと便利ですよ。
お風呂の大掃除の注意点
大掃除でお風呂掃除をする際に複数の洗剤を使う場合、混ぜると有毒ガスが発生することがあります。例えば、カビ取り剤などの塩素系漂白剤とクエン酸などの酸性洗剤を混ぜた場合、有毒ガスが発生して大変危険です。
カビ取りをした翌日に水垢を落とすなど、別日に掃除をして洗剤が混ざらないよう注意しましょう。
また、手肌が荒れないようにゴム手袋を着用したり、洗剤のにおいがこもらないように窓を開けて十分に換気したりすることも大切なポイントです。
お風呂の大掃除の効率的なやり方は?スムーズに行う手順
効率良くお風呂の大掃除を進めるためには、順番が非常に重要です。
ポイントは大きく3つです。
- ・乾いた汚れから掃除する
- ・小物類を掃除する
- ・高い場所から低い場所へ掃除する
まずは、ほこりや髪の毛など乾いた汚れを水で濡らす前に取り除くと、後の掃除が楽になります。
乾いた汚れの掃除が終わった後に、せっけんカスなどの濡れた汚れ、続いて黒カビなどの頑固な汚れを落とすことで、効率的に掃除ができますよ。
次に行うのは、イスや桶、シャンプーのボトル、風呂のフタなど小物類の掃除。
せっかく浴室をきれいにしても、小物類が汚れていると汚れがまたついてしまう原因になります。
最後に、浴室全体の掃除。
上から落ちてきた汚れを下で処理できるように、天井や高い壁など高い場所を掃除してから、浴槽や床など低い場所を掃除しましょう。
そうすることで、床に洗剤が残るのを防ぐこともできます。
ポイントを押さえた大掃除の流れとやり方
上記で紹介した「乾いた汚れから掃除する」「小物類を掃除する」「高い場所から低い場所へ掃除する」のポイントをもとに、大掃除の流れとやり方を確認していきましょう。①ほこりや髪の毛を取り除く
ドアのサッシやレールについているほこりや髪の毛などを取り除きます。歯ブラシなど細いブラシや掃除機を使うと便利です。
②浴室内の小物を洗う
お風呂のイスや桶、シャンプーボトル、風呂のフタなどの小物類は、汚れや細菌がつきやすい場所です。まずは、小物類にはお湯をかけて汚れを軽く取ります。
汚れにあわせた洗剤を使い、しっかりとこすって全体をきれいにしましょう。
汚れがひどい場合は、重曹やクエン酸で掃除をすると効果的です。
きれいになったら、浴室の外で乾かしておくと、浴室内の掃除がしやすいですよ。
③天井を掃除する
湿気が溜まりやすく、カビが発生しやすい天井もしっかり掃除をします。ただし、天井を掃除する際に洗剤を使用すると、上から洗剤が垂れて目に入ることがあるので危険です。
天井を掃除する際は、柄の長いワイパーなどに水を含ませたスポンジを使って掃除するのがおすすめです。
④壁を掃除する
シャワーの水滴やカビがつきやすい壁や収納棚、ドアなども掃除しましょう。まずはシャワーでお湯をかけ、洗剤をスポンジにつけてこすります。
カビが発生している部分にはカビ取り剤を使い、目地やタイルの隙間をブラシでこすります。
頑固なカビには、カビ取り剤をキッチンペーパーに染み込ませてカビの上にしばらく貼りつけておくと、きれいに落とすことができますよ。
ただし、カビ取り剤は塩素系のものが多いため、安全を考えて、できれば別日に掃除するほうが良いでしょう。
せっけんカスや水垢がついている場合は、クエン酸スプレーを使うと効果的です。
⑤浴槽を掃除する
浴槽には皮脂汚れがついています。まずは浴槽にシャワーをかけて流し、スポンジにお風呂用の中性洗剤やアルカリ性洗剤をつけてこすりましょう。
頑固な汚れには重曹を使うときれいに落とせますよ。
⑥鏡を掃除する
お風呂の鏡は水垢がつきやすいため、定期的に掃除をすることがきれいな状態を保つポイントです。お風呂の中性洗剤や酸性洗剤を鏡に吹きかけて放置し、その後お湯をかけて洗い流します。
それでも落ちない場合は、クエン酸スプレーを使うときれいに落とすことができますよ。
⑦床を掃除する
最後に床を掃除します。床全体に、汚れにあわせた洗剤を広げてスポンジでこすり、十分に洗い流します。
頑固な汚れはクエン酸や重曹を使うと良いでしょう。
あわせて、排水口の掃除も。
排水口のパーツを取り外したら、洗剤やカビ取り剤などを吹きかけてブラシでこすります。
その後、しっかりシャワーなどを使って洗い流しましょう。
普段のお風呂掃除を簡単に済ませる方法については、下記コラムでご紹介していますので、あわせてご覧ください。
お風呂掃除がめんどくさい!楽にできる掃除方法や予防法を紹介
お風呂の大掃除が大変なら浴室リフォームも検討を!
古いお風呂であれば、大掃除をしても取れない汚れや変色などもありますよね。
掃除に悩む場合は、思い切って浴室全体をリフォームする方法もあります。
北ガスフレアストで取り扱っている「リクシル リデア」や「タカラスタンダード グランスパ」「TOTO シンラ」は、お風呂掃除の負担を軽減してくれるさまざまな機能があり、おすすめの浴室です。
リクシル製「リデア」
リクシル製「リデア」の「キレイ鏡」は、汚れがつきにくいコーティングが施されていて、曇りや水滴、せっけんカスなどがつきにくく、掃除がとても簡単!汚れがつきにくく、掃除しやすい特殊な素材が使用された床「キレイサーモフロア」や、入浴後にスイッチを押すだけで自動で浴槽掃除をしてくれる「おそうじ浴槽」機能などがあるのも嬉しいポイントです。
タカラスタンダード製「グランスパ」
タカラスタンダード製「グランスパ」は、アクリル人造大理石を使った「キープクリーン浴槽」を採用。この素材は非常に滑らかで汚れや水垢がこびりつきにくく、掃除が簡単です。
そのほか、スイッチを押すだけで洗剤を使って浴槽掃除をしてくれる「オートウォッシュ」や、汚れがあってもサッと拭くだけで簡単に落ちる「ホーロークリーン浴室パネル」などの機能があります。
TOTO製「シンラ」
TOTO製「シンラ」の「床ワイパー洗浄」は、スイッチ一つで床ワイパー洗浄(きれい除菌水)が放出され、角質や皮脂汚れを洗い流します。カビやピンク汚れの発生を抑え、床をきれいに保ちます。
また、全タイプ標準搭載の「お掃除ラクラクほっカラリ床」は、床表面に特殊処理を施した親水層の効果で、皮脂汚れと床の間に水が入り込み、汚れ落ちがスムーズに。
汚れを落としやすく、洗いやすい構造の「お掃除ラクラク排水口」は、抗菌・防カビ仕様で、面倒なお手入れを楽にしてくれますよ。
まとめ:お風呂の大掃除のやり方を知って効率的に進めよう!
お風呂の大掃除を効率的に行うためには、準備が重要です。必要な掃除道具にはスポンジ、ブラシ、洗剤(中性・アルカリ性・酸性)、カビ取り剤、重曹、クエン酸、ゴム手袋、マスクなどが挙げられます。
お風呂に付着する主な汚れにはピンク汚れ、黒カビ、水垢、皮脂汚れ、せっけんカスがあり、それぞれに適した洗剤を使い分けることが大切です。
まずは乾いた汚れを先に取り除き、小物掃除を済ませたら、高い場所から低い場所へ順に掃除を行うと効率的ですよ。
また、洗剤の混合には注意し、換気をしっかり行いながら進めることがポイントです。
塩素系のカビ取り剤を使う場合は、安全のために別日に掃除をすることをおすすめします。
お風呂の大掃除が手間なら、キレイに保ちやすく、掃除の負担を軽減してくれる浴室にリフォームするという方法もありますよ!
浴室のリフォームに関するご相談、ご依頼は北ガスフレアストにお任せください。
リフォームのプロが責任をもってしっかりサポートいたします。