豆知識

こんにちは！快適なくらしづくりのパートナー、北ガスフレアストです。

毎日使用するお風呂は、使用していくと徐々に劣化してきます。
ユニットバスの浴槽が劣化したため、リフォームを行いたいと思っている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ユニットバスは浴槽や壁、床などが一体化しているため、浴槽のみ交換することが可能なのか疑問に思っている方も多いかもしれません。

そこで今回は、ユニットバスの浴槽交換について解説。
浴槽のみ交換ができるのかどうかということから、交換時の注意点や交換費用などもご紹介します。

ユニットバスの浴槽交換は可能？

そもそもユニットバスとは、浴槽や壁、床、天井が一体化している浴室のことです。
浴槽や、壁、床、天井などのパーツを施工現場で組み立てて1つにするものです。

対して、在来工法とは、浴室周りに防水加工を施し、タイルやコンクリートなどで壁や床をつくって浴槽を設置する昔ながらの工法です。
スペースに合わせて自由にレイアウトできるというメリットがある浴室です。

ユニットバスの場合、すべてセットになっているため、ユニットバスをリフォームする際は浴槽だけを交換することができるか疑問に思いますよね。

実は、ユニットバスでも浴槽のタイプによっては交換することが可能です。

ユニットバスの浴槽の種類

ユニットバスの浴槽には、「据え置き型」と「埋め込み型」があります。

据え置き型

その名の通り、浴室の床に浴槽をそのまま置く設置方法です。
猫足のバスタブのようなデザイン性の高い浴槽や、木製の浴槽などをイメージするとわかりやすいでしょう。

埋め込み型

浴槽を浴室の床面に埋め込む設置方法で、床や壁と一体化しています。

床面の高さまで埋める「埋め込み型」と、浴槽の約3分の1を床面に埋める「半埋め込み型」があります。
ユニットバスでは半埋め込み型を採用しているケースが多いです。

浴室のリフォームで浴槽のみ交換できるのは、据え置き型です。
埋め込み型は床や壁と一体化しているため、浴槽のみの交換はできません。

ただし、浴槽に不具合や不便があって交換を考えるタイミングには、浴槽以外の部分にもトラブルが起こっている可能性が高いです。
浴槽以外の部分についても問題ないかチェックし、必要に応じてユニットバス全体のリフォームを検討しましょう。
※浴室床や浴槽自体の形状等の条件により交換設置出来ないケースも多々ございます。
　同一メーカーの物で既存製品の型式や形状等確認の上、判定するケースが多くなります。

また、お風呂のリフォームを検討するときに、給湯器も一緒に入れ替えたほうが良いのか疑問に思っている方も非常に多いです。
こちらについては「お風呂のリフォームで給湯器（ボイラー）の入れ替えは必要？」でご紹介していますので、あわせて参考にしてくださいね。

ユニットバスの浴槽のみを交換するときの注意点

前述の通り、ユニットバスの浴槽が据え置き型の場合は、浴槽のみ交換することが可能です。

ユニットバスの浴槽を交換する際はいくつか注意点があります。
リフォームを行う前に、しっかり確認しておきましょう！

注意点①マンションの場合は管理会社に確認する必要がある

浴槽の交換をはじめ、マンションでリフォームを行う際は管理会社や大家さんに確認をとる必要があります。

また、賃貸マンションでは契約上、リフォームを禁止している場合もありますので、こちらも必ず事前に確認しましょう。

注意点②ドアのサイズによっては浴槽が入らない可能性がある

浴槽を交換する際は、浴室のドアから搬入を行います。
そのため、どんなに浴室のサイズに合わせて浴槽を選んでも、ドアの幅よりも大きい浴槽であれば搬入できないので、リフォーム工事ができません。

また、玄関から浴室までの搬入経路が狭い場合も、新しい浴槽を搬入することができませんので、ドアと搬入経路のサイズを確認した上で浴槽を決めてくださいね。

注意点③目的に合った浴槽か確認する

浴槽を交換する目的として、介護を目的としている場合も多いです。
介護目的の浴槽交換であれば、浴槽の高さが低いものや腰掛けるスペースがある浴槽など、バリアフリー対応の浴槽を選ぶ必要があります。

浴槽にはさまざまな種類がありますので、目的に合った浴槽であるかもしっかり確認しておくことが大切です。

ユニットバスの浴槽交換にかかる費用と工事期間の目安

ユニットバスで据え置き型の浴槽を交換する場合の費用は、主に「浴槽の本体価格」「設置工事費」が発生します。

浴槽の本体価格は浴槽の素材によって異なり、費用相場は次の通りです。

• ・FRP（強化繊維プラスチック）：約5～35万円
• ・ステンレス：約5～30万円

設置工事費は据え置き型であれば5〜15万円ほどとなっています。

このほかに、浴槽以外に手すりやLED照明などのオプションを追加するのであれば、それぞれ費用が追加されます。

もし、ユニットバス全体の交換を行うのであれば、費用相場は約80万〜200万円となります。
お風呂のリフォーム費用については、こちらでも詳しくお話ししておりますので、ご参考ください。
お風呂リフォームの費用相場は？工期の目安やリフォームの注意点も紹介

なお、工事期間は工事の内容によって異なりますが、約4〜7日ほどかかります。
その期間はお風呂に入ることができないため、近隣の銭湯を使ったり親族の家のお風呂を借りたりなど、対策もあわせて考えておきましょう。

【まとめ】ユニットバスの浴槽交換は据え置き型なら浴槽のみ交換が可能

ユニットバスで浴槽のみ交換ができるかどうかは、浴槽の設置方法によって変わります。
浴槽は主に「据え置き型」と「埋め込み型」の2種類の設置方法がありますが、据え置き型であれば浴槽のみ交換することが可能です。

ユニットバスの浴槽のみを交換する際は、マンションの場合は管理会社に確認する、ドアや搬入経路のサイズを確認するなど、いくつか注意点があります。
リフォームを行う前にしっかり確認しておきましょう。

なお、浴槽は種類によって費用目安が異なりますので、浴槽を選ぶ際は好みだけでなく費用もあわせてチェックすることが大切ですよ。
※浴室床や浴槽自体の形状等の条件により交換設置出来ないケースも多々ございます。
　同一メーカーの物で既存製品の型式や形状等確認の上、判定するケースが多くなります。



お風呂のリフォームに関するご相談、ご依頼は北ガスフレアストにお任せください。
リフォームのプロが責任をもってしっかりサポートいたします。