お風呂のリフォームで給湯器(ボイラー)の入れ替えは必要?
お風呂は給湯器(ボイラー)とセットで使用します。
そのため、お風呂のリフォームを検討するときに、給湯器も一緒に入れ替えたほうが良いのか、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、お風呂リフォーム時の給湯器の入れ替えについて解説。
各種給湯器の種類や特徴のほか、お風呂のリフォームでかかる費用目安などについてもご紹介します。
お風呂のリフォーム時に給湯器(ボイラー)の入れ替えは必要?
お風呂を使用する際に給湯器(ボイラー)は必要不可欠。
そのため、お風呂のリフォーム時は同時に給湯器も入れ替えたほうが良いか、疑問に思う方もいると思います。
お風呂のリフォーム時には、給湯器の入れ替えは必ずしも必要ではありません!
給湯器を変えずに、お風呂のリフォームを行うことができますよ。
ただし、次のような場合は同時に給湯器も入れ替えることをおすすめします。
給湯器の寿命が近い
給湯器の寿命は種類によって異なりますが、お風呂のリフォーム時に給湯器の寿命が近いようであれば、同時に入れ替えたほうが安心です。
追い焚き機能付きのお風呂にリフォームする
お風呂を追い焚き機能がついているタイプにリフォームする際、今使っている給湯器が給湯機能のみのモデルであれば、追い焚き機能がついた給湯器に入れ替える必要があります。
家族の人数が変わった
給湯器は、性能によって使用できるお湯の量が変わります。
そのため、子どもが生まれたり、子どもが家を出て一人暮らしを始めたりと、家族の人数に変化があった場合は、給湯器の入れ替えがおすすめ。
お湯の使用量にあった給湯器に変更することで、より快適にお風呂を使用できるようになります。
新たにユニットバスにリフォームする
在来工法の浴室からユニットバスにリフォームする場合は、浴室を丸ごと解体するのが一般的です。
そのため、いずれ給湯器を交換することを考えれば、このときに給湯器も同時に入れ替えた方が、工事費用を抑えることができるでしょう。
マンション管理組合への手続きを一度で終えたい
マンションでリフォームを行う場合は、管理組合やオーナーの許可が必要な場合があります。
お風呂をリフォームした数年後に給湯器を入れ替える場合、許可取得の手間も二度かかります。
一度にやりとりを終えたいという場合は、お風呂のリフォームと同時に給湯器の入れ替えも検討してみてください。
給湯器(ボイラー)の種類と特徴、費用目安
給湯器(ボイラー)には、「ガス給湯器」「石油給湯器」「電気温水器」「エコキュート」などがあります。
それぞれ特徴や費用などが異なるので、入れ替える際はどの給湯器にするかしっかり検討することが大切です。
ガス給湯器の特徴
ガス給湯器は、蛇口を捻ったり、お風呂のお湯張りスイッチを押したりすることで給湯器内部のパイプに水が通り、それに反応しガスが点火し、ガスによって温められた水がお湯となって出てくる仕組みになっています。
使用する瞬間に水を温める「瞬間式」の給湯器です。
熱源はガスですが、給湯器を動かすために電気も使用します。
ガス給湯器のメリットは、給湯能力が高いため効率良く給湯できることや、交換にかかる費用が安いことなどが挙げられます。
ガス給湯器の寿命は、約8〜12年といわれています。
石油給湯器の特徴
石油(灯油)を熱源とした給湯器。
灯油を霧状に噴き出して燃焼させる「噴霧式」、電気ヒーターにより灯油をガス化させて燃焼させる「気化式」の2種類があります。
すぐにお湯を沸かすことができるのは噴霧式ですが、静かで熱効率が良いのは気化式です。
また、お湯の温め方には、温めたお湯を貯めておく「貯湯式」と、蛇口を捻ったタイミングでお湯を沸かす「直圧式(瞬間式)」があります。
石油給湯器の寿命は、約8〜12年といわれています。
電気温水器の特徴
その名の通り電気でお湯を沸かす給湯器です。
電気温水器にも、瞬間的にお湯を沸かす「瞬間式」と貯湯タンクでお湯を沸かして貯めておく「貯湯式」の2種類があります。
貯湯式であればお湯を貯めておけるので、電気が使えない非常時でもしばらくはお湯を使うことができます。
電気温水器の寿命は、約10〜15年といわれています。
エコキュートの特徴
エコキュートの正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」。
大気中の熱をヒートポンプ技術と電気を使ってお湯を沸かすという、再生可能エネルギーを活用した給湯機です。
エコキュートの寿命は、約10〜15年といわれています。
お風呂のリフォームでかかる費用も確認しよう!
お風呂のリフォームで気になるのが、費用ではないでしょうか。
お風呂のリフォームでは、主に「ユニットバス本体価格」と「工事費」が発生します。
ユニットバス本体価格の費用目安は、約50~150万円。
ユニットバスのグレードによって、大幅に費用が異なります。
そして、工事費の費用目安は、約40~70万円。
で、浴室まわりの形状や劣化具合によって異なります。
「浴室の解体・撤去費用」や「排水・配管工事費」「ユニットバスの組み立て費」などが含まれます。
さらに、手すりの設置などオプションを追加すると、その分費用が追加になります。
また、施工会社により異なりますが、工事費の5〜15%の諸経費や管理費がかかるのが一般的です。
なお、お風呂のリフォームでは、条件が合えば補助金を活用することもできます。
お風呂リフォームで使える補助金については、「お風呂のリフォームで使える補助金は?対象工事や申請方法も確認」でご紹介していますので、あわせてご覧ください。
【まとめ】お風呂リフォーム時は状況によって給湯器(ボイラー)も入れ替えよう
お風呂のリフォーム時には、給湯器の入れ替えは必ずしも必要ではありません。
給湯器を変えることなくお風呂のリフォームを行うことができますが、下記のような
場合は同時に給湯器も入れ替えることをおすすめします。
・給湯器の寿命が近い
・追い焚き機能付きのお風呂にリフォームする
・家族の人数が変わった
・新たにユニットバスにリフォームする
・マンション管理組合への手続きを一度で終えたい
給湯器には主に「ガス給湯器」「石油給湯器」「電気温水器」「エコキュート」があり、それぞれ特徴が異なります。
それぞれの特徴などを知って、どれが自分の家に合うかを検討して選んでみてくださいね。
北ガスフレアストの浴室リフォームでは、水まわりの入替工事や内装工事、バリアフリー改修工事、フルリフォームまで、リフォームのプロが責任をもってしっかりサポートいたします。
浴室のリフォームをご検討中の方も、ぜひお気軽にご相談ください!